No.24 奥に置く?

 「置く」を表す3つの単語。

put, set, place。

 

このうち、2つは音で区別しやすい。

 

put[プット]はポンと置く感じ。

置くという行為に重点がある。

 

set[セット]は設置(せっち)する感じ。

 

sit「座る」には「座らせる」という意味もある。

物をあるところに座らせる、つまり、ちゃんと据え付けることがset。

 

setting[セッティング]とは何かをきちんと配置すること。

settleは据え付け、安定させること。

 

もう一つの「置く」のplace[プレイス]は「(人や物などが占める)場所」という意味を持つように、場所に重点がある。位置づけること。

 

「置く」と同音の「奥」はどうなのか・・・

 

興味を持って調べると、the inner part of a houseで「家の奥」。

直訳すると、「家の内の部分」ということ。

 

inner[イナー]は「内の」を表す単語で日本語では「インナー」というカタカナ英語にもなっている。

 

「インナー」は「陰な」という言葉を想起させる。

確かに、日が当たらない家の奥は陰な感じだろう。

 

また、「陰(いん)」は「隠(いん)」にも通ずる。

 

家の奥は隠れたところ。

 

in[イン]は「中に」という意味だが、例えばかばんの中に物を入れたら外からは見えなくなるので、隠れることになる。

 

そういう意味で、inには「隠」のニュアンスがある。

「家の奥に何かを置く」ならput (set) something in the inner part of a houseとなるか。

No.23 仰ぎ見る8月の空

23 

 

auc[オーク]は「〈多く〉なる」の語感を持つ、auction[オークション]は値段を競り上げること。

 

イギリスでは「秋」のことをautumn[オータム]という。

果実や穀物が次第に大きくなり実る季節。

アメリカでは葉っぱが落ちるからfall[フォール]「落ちる、秋」。

 

上や目上の人を見ることは「仰ぐ」。

ローマ帝国初代皇帝はアウグストゥス

August[オーガスト]「8月」の名前の由来となっている。

 

 

No.22 骨をローマ字で書くと・・

骨という時は[ホネ]とも読むし、[ボネ]とも読む。

もちろん、[コツ]とも読むけども。

 

[ボネ]をローマ字で書くとbone。

bone[ボウン]「骨」。

そのまんま。

 

「骨ばった顔」はbony face[ボウニィ フェイス]。

bunny face[バニー フェイス]なら「ウサギちゃん顔」?!

 

ところで、[ホネ]をローマ字で書くとhone。

hone[ホウン]「砥石(でとぐ)、磨く」。

ふうん・・・

★追記
「骨」って漢字は、がい骨の標本みたいな形をしているなぁ。

No.21 オールまるくまとまーる

all[オール]は「すべて」。

「すべて」は丸くまとまるイメージ

まるくまとまーる・・・オール・・・

 

無理があーるようだが(笑)

[オール]や[オウル]には丸いイメージがつくことがあーる。

(「すべて」ではなーい。)

 

ball[ボール]「ボール・球」

hole[ホウル]「穴」

whole[ホウル]「全体の」

mole[モウル]「もぐら、ほくろ」

△のほくろを見たことないよね。

ほくろの形は○だよね。

 

pole[ポウル]「棒、柱」の断面図も○だよね?!

No.20 離れているから「おーい」の過去形  

「おーい」というのは、遠くにいる人に声をかけるとき。

「遠い」と「おーい」は似ている。

 

「おー」という音は離れた感じを表すようで

英語の過去形に[オー]という音が入るものがある。

 

buy[バイ] 「買う」 - bought[ボート]「買った」

bring[ブリング]「持ってくる」 - brought[ブロート]「持ってきた」

think[シンク]「考える・思う」 - thought[ソート]「考えた・思った」

catch[キャッチ]「つかむ」 - caught[コート]「つかまえた」

teach[ティーチ]「教える」 - taught[トート]「教えた」

 

「オート」の「ト」は日本語の「しました」の「た」のよう。

 

No.19 日本語はジャム?!  

野菜や豆腐などを炒めた沖縄料理を「チャンプルー」という。

 

英語のjumble[ジャンブル]「ごちゃまぜ、ごちゃまぜにする」と音がそっくり。

 

そういえば、長崎の「ちゃんぽん」にも「いろいろなものを混ぜること、または、混ぜたもの」という意味がある。

 

マレー語やインドネシア語にもcampur[チャンプル]という語があり、「混ぜる、ごちゃ混ぜにする」という意味がある。

 

日本語はいろんな言語のjamみたい?!

※jamには「詰め込む」の他に「混雑」の意味がある。

traffic jam[トラフィック ジャム]で「交通渋滞」。

No.18 サンサンサンサン太陽さん

人の名前を「~さん」と呼ぶそのときに、相手の心にあるだろう「太陽」を思っている。

 

燦々(さんさん)と輝くという言葉があるが、まさにsun[サン]。

太陽系に一つでもsun。

 

キリスト教では三[サン]は聖なる数字。

日本では太陽(sun)は神。                                         

 

神は音読みすると[ジン]あるいは[シン]。

 

真理の真[シン]。

尊いの尊[ソン]。

聖なるの聖[セイ]・・・saint[セイント]「聖なる」。

どことなく、全部似ている。

 

sign[サイン]は神の「しるし」、神の「合図」、神が送る「兆候」。

shine[シャイン]は「(太陽などが)輝く、照る」。

sunshine[サンシャイン]は「ひなた、日光」のこと。

 

Sunshineという英語の教科書がありますが、その会社の社員はshineだろうか。

きっと、「~さん」と呼び合っているに違いない・・?!